コロナ禍での販売戦略!マーケティングDXで販路拡大を目指そう

新型コロナウイルスの感染拡大により、マスク着用や消毒など、人々の暮らしにさまざまな変化が生じ、Withコロナの時代にニューノーマルな生活様式が求められています。
そのような中、一般消費者を取り巻く環境や行動の変化もあり、小売業やサービス業など、この時代に合わせた変化も求められています。

 

今回は、コロナ禍での販売戦略として、デジタルブックを利用したマーケティングDXについてご紹介していきます。

コロナ禍における消費者行動の動向

まずは、このコロナ禍において、どのように消費者行動が変化してきたのか、動向を見ていきましょう。

ネットによる購入が加速

コロナ禍において、人々の行動は制限され、必要最低限の行動範囲となり、ショッピングや娯楽、スポーツなど、あらゆる行動を控えた人が多いでしょう。

 

その中でも、購買という観点からみると、ものを見ずに購入するという方が多くなっており、実際の店舗に行かずにインターネットだけで買い物をするという人の割合は、10年前と比べて半数に達している状況です。
また、消費者が購入に対してのこだわりの強さを示す「プレミアム消費」という指数が4年前と比べて増加しています。

 

これは、気に入った商品であれば価格が多少高くても購入するというもので、旅行に行けなかったり食事に行けなかったりするコロナ禍において、生活の中で必要なものにはお金をかけるという方が多くなったと考えられるでしょう。
※NRI JOURNALより(https://www.nri.com/jp/journal/2022/0114

 

巣ごもり消費の増加

コロナ禍における緊急事態宣言などもあり、人々は外出自粛を守り、外出型消費が少なくなったという分析結果が出ています。

2020年と比べ、減少した支出としては、旅行や習い事、外食、交通、衣服などの消費が軒並み減少しており、外出をする際に支出をする項目が全体的に下がっていることがわかります。

 

一方で、巣ごもり消費と言える家具や家事用品などの消費は、2年前と比べて増加傾向にあり、お金をかける部分が全体的に「家中心」になっていることがわかります。
このようなことから、人々の消費は家中心となり、その購入方法はネットを利用するということが言えるでしょう。
※令和3年版消費者白書:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/assets/2021_whitepaper_0003.pdf

小売業で見られる業態変化や販売戦略の変化

続いて、小売業で見られる業態変化や販売戦略の変化を見ていきましょう。

ECの加速

コロナ禍における小売業の業態変化については言うまでもなく、実店舗だけではなくECサイトの活用をする企業が増えています。
国や自治体の補助金制度などもあり、今までネット販売を行ってこなかった企業が実店舗での営業に危機を感じ、ホームページ開設やECサイトを開設した企業は多くいるでしょう。
実際に、ECサイトを手軽に作れるBASEというサービスは、2020年5月から1年で500,000店舗も新規での出店がされています。

ニューノーマルなスタイルへ

実店舗の運営についても、ニューノーマルなスタイルへと変化しています。
できるだけ接触をせずに買い物をしたいという消費者のニーズに応えるように、各店舗ではさまざまな対策をし、安心で安全な店舗の確立を実現しています。

店舗やホームページ集客だけでは売り上げ減少?

しかし一方で、補助金などで作成したECサイトやホームページは、作っただけでは消費者に認知されず、広告を打ちしたり、マーケティング活動をしたりすることが必須です。

 

また、消費者の行動の変化からわかるように、これまで一般的だったホームページ上の写真の掲載やコメントだけでは、プレミアム消費が増加したいま、消費者の購買意欲を高めるのには少しアプローチが薄いと言えるのではないでしょうか。

マーケティングDXにおけるデジタルブックのメリットは?

特に、小売業の中でも自社で製造したものを販売している比較的高額なものを扱っている小売業の方は、Webサイトの情報だけでは高額な商品をネット上だけで購入するにはハードルが高く、なかなかネットで販売が進まないという課題を抱えている方も少なくないでしょう。
そんな時は、デジタルブックの利用がおすすめです。

 

デジタルブックでは、まるでカタログ雑誌を見ているように、消費者が購入を検討している商品を見た目も美しく、見ていて飽きないような作りこみができます。
高級家具やインテリア用品など、これまで店舗に足を運んで購入をしていた消費者に対して、Web上の情報だけで購買意欲を高めるためには、デジタルブックのような一歩進んだ消費者アプローチが必要と言えるでしょう。

デジタルブックで自社製造の製品を世に広めよう

コロナ禍におけるマーケティングDXにおいて、デジタルブックを利用した消費者アプローチという手法があることをご紹介してきましたが、マーケティング活動はこれまでのように営業スタッフが店舗で声をかけお客様にアプローチをして購入につなげるという属人的な手法から、Web上で消費者ひとりひとりのタイミングで、じっくりと検討してもらうWebマーケティングを活用したマーケティングDXを進めることが今後の販路拡大には必要と言えるのではないでしょうか。