最新版!デジタルブックの活用方法とは?改めて伝えたい便利な使い方
「カタログやパンフレットをもっと効率的に運用したい」「徹底したコスト削減にとりかかりたい」このような課題を抱える方に、デジタルブックを使った運用はおすすめです。
デジタルブックのメリットは紙媒体の削減によるコストカットのみならず、効率的な運用による売上アップや、webマーケティングへの活用など、広範囲へ効果をもたらします。
本記事では、社内のデジタルブック運用を中心に、基本的な活用シーンとメリットを紹介しています。
社内運用の見直しやスリム化を検討している方は、ぜひ記事内容をご確認ください。
デジタルブックとは?
デジタルブックとは、PCやスマートフォン・タブレット端末を使って、実際のパンフレットのようにめくりながら閲覧できるデジタルコンテンツのことをいいます。
シンプルに紙媒体のコンテンツをそのままデータ化するだけでなく、動画や音声などのコンテンツをページに配置したり、必要なテキストだけを抽出したりなど、用途に合わせた様々な機能が提供されています。
ユーザーはWebブラウザで閲覧するため、専用アプリをわざわざインストールする必要はありません。ネット環境があればスマホやタブレット、PCなどのデバイスで閲覧できます。
電子書籍と似ていますが、電子書籍はデジタルブックに比べて用途や目的が限定的です。
抑えておきたい3つのmeclib(メクリブ)デジタルブック活用方法
デジタルブックの用途は多岐にわたりますが、今回はビジネス用途に限定した便利な活用方法を3つ紹介します。
社内マニュアル・説明書として
属人化しやすい社内の運用をナレッジ化して、社員が誰でも閲覧できるマニュアルにする事はとても重要です。誰がやっても同じオペレーションができなければ、効率の良い運用ができません。
デジタルブックは、社内マニュアル作成のツールとして、とても有効です。
特に便利なポイントを以下3点、ピックアップしました。
・わかりにくい工程や作業も動画があればよりわかりやすい
・検索機能で知りたい情報をすぐにピックアップ
・権限設定ができるため、見せたい人を選ぶことができる
紙のマニュアルでは、どうしてもわかりにくいポイントでも、デジタルブックを使えば分かりやすく、誤解なく伝えることができます。
膨大な情報量の中から、ピンポイントに抽出できる検索機能や、閲覧権限の設定も、デジタルブックならではの機能です。
オンラインミーティングや商談時の共有資料
レジュメと称して会議の参加者や商談相手へ配っていた紙の資料も、デジタルブック化することで優秀な情報共有ツールとして機能します。
紙の資料から一歩進んでPDF化された資料を共有するケースもありますが、容量が多くなるとメール添付できなかったり、ページの表示に時間がかかったりと、逆に効率が悪くなることもあります。
デジタルブックを活用すると、ドキュメントを送る必要もなく、URLを伝えるのみで済むため、情報共有もスムーズです。
営業マンはタブレット一つで営業活動ができるようになり、パンフレットの提供から、発注まで、より機能的に扱えるようになります。
わかりやすさや情報検索のスムーズさはいわずもがなです。
ECサイトとの連携
デジタルブックのカタログ、パンフレットからECサイトへ連携し、ダイレクトに商品を購入できるシステムを構築できます。ECサイトとは別に、LPページとしての運用も可能です。
以前は、通信販売用に図鑑のようなカタログが用意されていましたが、デジタルブックを使えばデジタル端末ひとつで、図鑑カタログ同等の情報量をつめることができます。
デジタルの特徴であるわかりやすさ、イメージのしやすさは通信販売と相性が良いため、デジタル化を推進しない手はないでしょう。
ECサイトとデジタルブックの連携によって、Googleアナリティクスを介したアクセス分析ができる点も強みの一つです。デジタルカタログに訪れた人の人数や、検索キーワードなど、詳細な分析もできるようになります。
デジタルブックならではのメリットとは
デジタルブックを取り入れて活用すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
想定されるメリットを3つピックアップしました。
印刷コストがかからない
紙のカタログやチラシは、製品化するための印刷、製本費用がかかります。配布するたびに在庫は減っていきますので、継続的に増刷するためのランニングコストも必要です。
デジタルブックをカタログやチラシとして活用できれば、継続的にかかっていた広告のランニングコストを削減できます。印刷や製本代もかからないため、紙媒体から移行するとかなりのコスト削減が期待できます。
資料の郵送にかかるタイムロスが生じない
手渡しや郵送で紙のカタログ、資料を届ける場合、ユーザーや顧客が見たいと思って手元に届くまでにタイムラグが生じてしまいます。
特に衝動的に注文するタイプの商品では、購入に対する熱が冷めてしまうため、販売数に大きく影響を与えかねません。
デジタルブックを使えば、顧客が見たいと思ったときに手元で確認できるため、タイムロスなく、顧客を購入まで誘導できます。
作成と公開、修正などが簡単
紙の資料やカタログでは、一度印刷してしまうと、追記や修正が簡単にできません。紙のカタログの場合は、増刷のタイミングで追記することになるでしょう。
デジタルブックでは、その都度、修正や追記ができるため、いつも最新の情報を届けることができます。
新鮮な情報を届けることが当たり前となっている昨今、紙媒体によるタイムラグはビジネスの致命的な欠点になりかねません。
アクセス解析ができる
デジタルブックは、アクセス解析ツールと連携できるため、アクセスログをもとにした分析もできます。
顧客が商品を購入した背景や、流入経路、検索ワードなど、あらゆる切り口から分析することで、より洗練された販売経路を構築できます。
積み重ねたアクセス解析のログは、デジタルブックの運用のみならず、ECサイトの運用の際にも役立つでしょう。
まとめ
デジタルブックの導入は、特にコストカットやペーパレス化による社内運用のスリム化に効果があります。
紙媒体を使っていたときに生じていたタイムラグは、デジタルブックの運用によってことごとく消滅するでしょう。
DX推進を始めとしたデジタル化の波は、抜き差しならない段階にまで来ていますが「何から手を付けたらいいのかわからない」という人は、まずはペーパーレス推進から始めてみてはいかがでしょうか。