外食業界でデジタルブックを導入するメリットとは?
現在、回転寿司店や、居酒屋などの飲食店ではIT化が進んでいます。具体的には、注文の際にタブレットで注文したり、スマートフォン向けアプリで事前に店内の混雑具合を把握、予約までできます。
さらに、メニューを「デジタルブック化」してネット上で閲覧できるサービスを展開している企業もあります。
今回は、デジタルブック導入している外食業界でのメリットについてご紹介します。
デジタルブックの主な提供企業
すかいらーく
「ガスト」、「バーミヤン」、「ジョナサン」などを手がけるグループ会社です。
それぞれコンセプトが異なった店舗を展開しており、各店舗のHP上で、店頭メニューのデジタルブックを閲覧することができます。
例えば、ガストでは、昼のメニューと夜のメニューに分かれています。日変わりメニューなどを事前にチェックすることができるので、注文の際は悩まずに済みそうです。
サイゼリア
イタリアンを低価格で提供しているのがサイゼリアです。
メニュー価格帯が安価なものが多いので、週末になると若年層が中心の顧客になります。
サイゼリアHPから店頭にあるメニューの電子カタログが閲覧できます。
和食さと
和食を主に提供しているファミリーレストランとして、全国一の店舗数を誇ります。
「和食さと」と、和食を強く勧めている印象がありますが、実は洋食メニューも充実しています。
和食がメインなことから、上記2つの店舗よりも、顧客の年齢層は高めになります。
HP上で、グランドメニューなど各項目ごとに分かれたデジタルブックを閲覧できます。
IT化が進んでいる
和食さとでは、注文するのに「テーブルショット」というタブレット端末を使用します。注文を取りに来る作業を軽減できるようになっています。
他には、店舗HP上のメニューのデジタルブック化です。タブレット、スマートフォンの急激な普及に伴って、デジタルブックを取り入れる企業も、今現在増えています。
デジタルブックにすることのメリット
スムーズにメニューを閲覧することができる
HPがあまり飾りすぎていては、見たいメニューもなかなか見つけられないものです。
何度もクリックさせられたり、バナーが多かったりするなど、探しているうちに諦めてしまう方も多いではないでしょうか。
しかし、デジタルブックであれば
【店舗HP】→【メニュー】→【デジタルブック】
といったように、少ない手順で目当てのメニューまでたどり着くことができます。
さらに、メニューも店舗で見たことがある馴染みのあるメニューなので、既視感も相まって探すことも容易になるでしょう。
メニューをゆっくり決めることができる
店舗HPでメニューを閲覧することができれば、時間を気にせずゆっくり食べたいものを選ぶことができます。
優柔不断で、「食べたいものが多くて決められない!」といった方にもぴったりではないでしょうか。
また、メニューに記載してある詳細情報も役に立ちます。
価格も食べるものによって予測でき、小銭などを会計の事前に用意することで、お昼休みを有意義に使いたいサラリーマンも助かるかと思います。
さらに、カロリーも記載されているので、ダイエットを意識している方も事前に確認することで、安心して食事が取れるようになると思います。
企業側としてもメリットは多い
デジタルブック化することで、顧客側だけではなく、企業側にも恩恵は大きいです。
まず、印刷コストを抑えることができます。従来のチラシ配布などに変わり、HPでデジタルブックを公開して、メールマガジンなどでHPへリンクさせることで、紙ベースのものがなくなり、印刷コストが減ります。
また、従来のHPのメニューでは、顧客が見たいメニューの情報だけを見てしまう傾向にありましたが、デジタルブックであれば、メニュー全体を閲覧してもらうことができます。それによって、他のメニューへも興味を持ってもらうことができます。期間限定やキャンペーン情報の視認性も良く、閲覧する側に伝わりやすくなります。
総合的にメリットが大きい
前述でもご紹介の通り、企業側、顧客側の双方にとってデジタルブックはメリットが大きいです。
それに、メニューからリンクをさせてさらに産地や詳細情報を閲覧できるようにするなど、まだまだ発展の余地は多そうです。
あなたもぜひ、飲食店に来店する前に「デジタルブック」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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