思い出の写真を綺麗に簡単に管理!アルバムのデジタル化のすすめ

今でこそ写真はスマホで撮影し、スマホで手軽に管理できるようになりましたが、まだスマホが普及していない頃は、全ての写真を現像して、大きなアルバムに収めていました。

 

また小学校や中学校の卒業アルバムは、今も変わらず紙媒体として作られています。

もちろん写真や卒業アルバムはそのまま思い出として残す良さもありますが、紙媒体である不都合な点もあるものです。 

 

そんな中、最近は紙の写真や卒業アルバムをデジタル化している企業が増えています。写真やフィルムを送ることで、簡単にデジタル化してくれるのです。アルバムに収めた写真も、アルバムごと送れば問題なくデジタル化してくれます。

 

今回は、今増えている写真や卒業アルバムをデジタル化することのメリットや方法をご紹介します。

写真や卒業アルバムをデジタル化するメリットは?

写真や卒業アルバムは、そのままの形で手元に残しておきたいと思われる方もいるでしょう。そういう気持ちもわかります。

しかし紙の写真や卒業アルバムにはデメリットもあります。

紙の写真や卒業アルバムのデメリット

たとえば、今手元にある紙の写真が納まったアルバムや卒業アルバムを見てください。

どれも大きくて収納場所を占拠してしまっていることと思います。また重たいので、長年開いてないというものもあるのではないでしょうか。

 

そして、もし家で火災などが起きたとすれば、そんな重たいアルバムを持って逃げることはできません。思い出も一緒に燃えてしまうでしょう。

そもそも紙というものは劣化するものなので、たとえ火災などが起きなくても、時間が経つことでボロボロになってしまうことも考えられます。

 

このように紙の写真や卒業アルバムは、意外にもデメリットが多いのです。

デジタル化するメリット

ではそんな紙の写真や卒業アルバムをデジタル化したら、どういったメリットが生まれるでしょうか。

 

まずデジタル化すればスマホやパソコンで簡単に管理、持ち運びができます。

もちろん複製や印刷も簡単なので、「親せきに思い出の写真をあげたい」という場合も楽々です。

 

外付けハードディスクやCDなど、複数の場所に複製を保存しておけば、思い出の写真を紛失することもなくなります。 またスマホには写真をスライドショーのように再生できる機能がありますので、そういった機能を使えば、写真を見ながら家族で思い出を語り合うこともできます。

 

そして当然、デジタル化した段階から写真は劣化しなくなります。すでに劣化してしまっているものは、デジタル化してもそれほど綺麗にはなりませんが、それ以上の劣化は食い止められます。

 

写真のデジタル化は、できるだけ早めにするのがおすすめです。

写真をデジタル化する方法

 

紙の写真や卒業アルバムをデジタル化することには、多くのメリットがありました。 では、デジタル化するにはどのような方法があるでしょうか。方法は主に「企業に頼んでデジタル化する」と「自宅でスキャンする」の2つがあります。

企業に頼んでデジタル化する

冒頭でも書いたように、最近は写真をデジタル化してくれる企業が増えています。

企業に頼む場合は非常に簡単で、デジタル化してもらいたいものを箱に詰めて送るだけです。アルバムに収まっている写真ならアルバムごと、ばらばらの写真はそのまま、フィルムの状態でもそのまま送ってしまって大丈夫です。

もちろん卒業アルバムもそのまま送れば、そのままの状態でデジタル化してくれます。

 

自分ですることは箱に詰めて送るだけなので、デジタル化したい写真が大量にある場合や、写真を綺麗にデジタル化したい場合にはおすすめです。

 

ただしアルバムに貼ってある写真が重なっていると、その部分はそのままデジタル化されてしまいます。重なった状態でアルバムに収められている場合は、重ならないように入れ直すことで、より綺麗にデジタル化できます。

自宅でスキャンする

企業に頼むと楽ではありますが、やはり料金はかかります。

費用を抑えながら写真をデジタル化するのであれば、自宅でスキャンをしてみましょう。

自宅でスキャンする方法はいくつかあるので、それぞれご紹介します。

「OfficeLens」などのアプリを使う

最も簡単に自宅で写真をデジタル化する方法は、アプリを使うことです。

書類をスキャンする無料アプリはたくさんあり、それを活用することで写真もスキャンできます。

 

特に「OfficeLens」というアプリは、写真のスキャンに特化した機能がついているので、より綺麗に写真デジタル化できます。 ただし写真や卒業アルバムには光沢感のある紙が使われているため、光が反射してしまい、綺麗にデジタル化できないことが多々あります。この光の加減が難しいというデメリットはあります。

 

また写真を1枚ずつ撮影していくことになるため、大量の写真がある場合には、かなりの時間がかかってしまいます。これもデメリットです。

 

しかし無料で使えるので、何枚かの写真をデジタル化するのであればおすすめです。

専用の機器を使ってデジタル化する

アプリでのデジタル化は光の加減などが難しいですが、専用の機器を使うことで綺麗にデジタル化できます。

たとえばパイオニアから発売されている「オモイドリ」

これはスマホをセットして使う機器です。 写真は「オモイドリ」本体に覆われるため、外部の光の影響を受けることなく、反射せずに綺麗にデジタル化できます。

また写真に表示されている日時を自動で認識したり、2L版の大きな写真も、半分ずつスキャンすることで自動合成してくれたりと、便利な機能が盛りだくさんです。

 

そしてサンワダイレクトからは、「フィルム&写真スキャナー」という機器が発売されています。

こちらも写真の上に乗せることでスキャンできます。

そしてその名の通り、フィルムの状態からでも写真をデジタル化できるようになっています。現像していないフィルムがあっても、わざわざ現像してからデジタル化する必要がありません。

まとめ

紙の写真や卒業アルバムをデジタル化することのメリット、そして方法をご紹介しました。

 

写真やアルバムをデジタル化することで、管理や持ち運び、複製が簡単にできるようになりますし、劣化も抑えることができます。 そしてデジタル化する方法は、企業に頼む方法と、自宅でスキャンする方法がありました。

 

自宅でスキャンする方法は費用を抑えられますが、綺麗にデジタル化できない場合もあります。専用機器を使っても、卒業アルバムなどの大きなものをそのままデジタル化できません。そして写真を1枚ずつスキャンするので、非常に時間がかかります。

 

デジタル化したい写真が多い場合や、卒業アルバムなどの大きなものもデジタル化したい場合は企業に頼み、それほど写真が多くない場合は自宅でスキャンするというように、使い分けると良いでしょう。