製紙各社が紙代値上げへ!どうなるカタログ制作

大手製紙会社が2019年1月に紙代を値上げすると発表してから数か月が経過し、実際に値上げとなってから同様の製紙会社が相次いで紙代を値上げしており、20%ほどの値上げとなっています。

製紙会社が紙代を値上げすることで影響を及ぼしているのが、カタログや冊子、雑誌などの制作をしている企業や、チラシなどを毎月利用している企業などではないでしょうか。

 

今回は、紙代が値上げすることにより影響を及ぼしているものと、それに代わる対策法などをご紹介いたします。

製紙会社が紙代を値上げ

大手製紙会社が2019年1月1日より紙代の値上げを実施し、フォーム用紙、ノーカーボン紙、PPC用紙などの情報用紙や、上質紙、色上質紙などの印刷用紙全般が10%から20%ほど価格が上がっています。

 

大手製紙会社が発表してから、次々と他の製紙会社も値上げを発表し、製紙会社全体で紙の値段が上がっており、印刷会社をはじめ、制作会社などのコストが圧迫しており印刷会社や制作会社は悲鳴を上げています。

値上げが決まっている会社

値上げを決め、実施している会社として、初めは王子製紙、日本製紙、大王製紙の大手3社が名乗りを上げ、その後、三菱製紙やその他の企業でも紙代の値上げを報告しており、製紙会社だけではなく、印刷会社なども大手製紙企業の発表をもとに、各社のホームページなどで制作費の値上げなどを示唆する発表をしています。

 

値上げの理由

製紙会社が紙代を値上げした理由としては、大きく3つの理由があります。

1.原料費の値上げ

紙が出来る原料の値段が上がったことが理由の一つです。

紙の原料となる「パルプ」と呼ばれる繊維は、木や草で出来ています。

物が作られるための資源は限りあるものですが、紙も同様に資源から出来ています。

2.物流経費の値上げ

物流経費が上がったことも、理由の一つです。

紙を輸送する費用などが上昇したことで紙代自体の値段を上げざるを得なくなったというものです。

3.需要の低下

紙媒体の需要の低下も理由の一つです。

現在では、Web広告や動画などWeb上のコンテンツが充実していることや、スマートフォンやタブレットなどの普及により紙媒体の需要が低下していることも理由として挙げられます。

必然的にコストが高くなるもの

紙代が値上げされると必然的にコストが高くなるものは以下のようなものです。

・チラシ

・カタログ

・雑誌

・漫画

・冊子

 

このような印刷されて世に出るものについては、紙代が上がると必然的にコストが高くなると考えられるでしょう。

 

コストを削減するために安い印刷会社を見つけることや、自分たちで出来ることはやろうという企業も少なくないと思いますが、企業努力で出来る部分には限界があるため、必然的に販売費用や制作費用を高くするということが必要になってくるでしょう。

コスト削減が見込めるデジタルブック

印刷会社やカタログなどを制作している会社であれば、紙媒体の代わりになるのがデジタルブックです。

 

デジタルブックは、Web上でまるで雑誌を見ているような感覚でページをめくることができるもので、スマートフォンやタブレットなどでも利用できるため、ユーザーの環境にとらわれないコンテンツ作りができるものです。

 

例えば、カタログなどを作って販売していた企業にとっては、紙代が上がることで間違いなく制作コストが上がり、販売する値段を上げるか、利益を減らすしかありません。

 

しかし、カタログをデジタルブックで作ることにより、Web上で販売するようにすれば、今までかかっていた印刷代や紙代、輸送費なども必要なくなるため、コストは大幅に削減できるでしょう。

 

また、今では製紙会社が紙代の値段を上げた理由にもあるように、紙媒体の需要がなくなっています。

これは、印刷会社や制作会社からの需要が無くなっているということではなく、利用する・購入する客が減っているということです。

 

アナログからデジタルの社会へと変化し、人は「購入しやすい」「手軽に見られる」というニーズが高まっています。

そのような社会のニーズに合わせていくためにも、デジタルブックの活用がおすすめです。

印刷会社はアナログからデジタルへ転換

印刷会社は印刷をして冊子などを作り制作費をもらう時代から、Webサイトを制作・運用したり、Webコンテンツを制作したりするという事業に転換しつつあります。

 

まだまだ、印刷会社の中でもチラシや冊子などの印刷を生業としている企業も多く存在しますが、そのような企業でも印刷の需要は減っていく一方で、デジタルのニーズに応えていくことが求められており、長く事業を継続していくためにはアナログとデジタルの両方で事業を展開することも求められているようです。

 

また、印刷会社の実態として、Web制作事業部を持っていても、実際にはWeb制作会社に制作を外注していて、Web制作事業部というのは名前だけという企業も多いでしょう。

 

デジタルのニーズが高まる中、アナログが持つ魅力も再認識されてきているのも事実としてあり、いくらデジタルが発達してもアナログのニーズが消えることはないでしょう。しかし、印刷会社もアナログとデジタルの両方の技術アップにシフトしていかなければ生き抜いていけない時代であると言えるのではないでしょうか。

まとめ

ここまで、製紙会社が紙代を値上げした理由やそれに代わるサービスなどのご紹介をしてきました。

時代はアナログからデジタルに移り変わっており、利用するユーザーも年々多くなっています。

今まで通りのやり方を通していては、紙媒体が持つ魅力を後世まで受け継いでいく企業として存在できなくなっていく可能性もあります。

アナログを大切にするからこそ、デジタル技術も取り入れていくということが今の印刷会社や制作会社には求められているのかもしれません。

デジタルコンテンツをデジタルブックという形で取り入れてみてはいかがでしょうか。