会員に提供している書籍コンテンツをデジタルブックにしたことで、コンテンツ提供スピードを劇的に改善。

株式会社秀和システム様

業 種
出版社
用 途
書籍
事業内容

コンピュータ・ビジネス書籍の出版等

設 立

1981年6月

URL
http://www.shuwasystem.co.jp/

IT技術者の方や技術習得を目指されている方にはお馴染みの「はじめての…」シリーズ、「パーフェクトマスター」シリーズをはじめ、中級、上級ユーザーに向けた信頼性の高い専門書や、最新の技術動向をいちはやく汲み取った解説書を多数発行されています。

 

株式会社秀和システム様はmeclibを導入し、自社サービス「10xEng(テング)」に活用されています。
meclibの導入経緯と効果について、CGM事業室の大沼氏にお話を伺いました。

自社サービスのコンテンツ作成スピードが課題に

「とても簡単に作れるので、コンテンツ提供スピードが劇的に改善されました」と、大沼氏。

meclibを導入前はどのような課題をお持ちだったのでしょうか。

 

大沼氏:当社では、技術系書籍をメインにWebコンテンツ化し、エンジニアが日々の仕事における課題解決やスキルアップに活用するWeb辞書サービス「10xEng(テング)」を運営しております。

 

「10xEng」で提供する書籍コンテンツは、書籍のデザインデータ(InDesign)から、ツールを用いてHTMLに変換し、Webコンテンツとして公開していました。しかし、ツールから生成されるHTMLは元の書籍のレイアウトが複雑だとレイアウト崩れが発生する為、手作業による修正が必要になり、1冊の書籍をWebコンテンツ化するのに3日程度かかっていました。

 

提供する書籍タイトル数を増やすのに工数がかかり、増やせないというのはサービスとして致命的ですから、早急な対策を検討しているところ、コトブキ企画様のソリューション「meclib」を知り、これであれば簡単に書籍をWebコンテンツ化できると考え、導入した次第です。

会員向けWeb辞書サービスの書籍データをmeclibで制作

いつでも手軽に技術書を読むことのできるサービス「10xEng(テング)」を会員向けに提供。

実際にmeclibはどうような形で活用されているのでしょうか。

 

大沼氏:meclib導入後は、「10xEng(テング)」で提供している書籍コンテンツは、全てmeclibで作成しています。

「10xEng」は、エンジニアやWebディレクターが仕事中や通勤中に技術情報を手軽に見ることができるサービスです。当然、当社サービス以外にも、ネット上には様々な技術に関する情報は溢れていますが、中には信憑性が乏しい情報も多々あります。 特にスキルレベルのそれほど高くないかたには情報の真偽を判断するのが難しく、仕事としてそれらの情報を活用するには不安があります。

その点「10xEng」の書籍コンテンツは元データが書籍ですので、裏付けの取れている信憑性の高い情報であるという特長があります。また、見た目も書籍そのままのデジタルブック形式で提供することで、安心してご利用いただけるというメリットがあると感じています。

 

ログ解析機能を利用して、書籍コンテンツごとのPV数などを把握し、より質の高いサービスを目指して書籍コンテンツの継続的な追加をおこなっております。

コンテンツの制作スピードが劇的に変化

導入後、どのような効果を実感されたのでしょうか。

 

大沼氏:以前は、書籍1タイトルの制作に3日かかっていたのですが、meclib導入後は1時間程度で作成・公開まで可能になりました。「10xEng」サービスをスタートした2015年2月には提供できる書籍は20タイトル程度でしたが、同年10月からmeclibを利用して書籍コンテンツ作成を始めたところ、早くもその年の12月には100タイトルを超えることができ、会員の反応も格段によくなったことから、2016年より営業活動を本格化させました。

 

一気にタイトル数が増えたのですね。専属の作成スタッフの方がいらっしゃるのですか?

 

大沼氏:いえ、デジタルブックの制作が本当に簡単で、専門知識も必要ないため、専属という形のスタッフはいません。現在は2名で制作を行っているのですが、本来受け持っている業務への影響もほとんどなく、デジタルブックの作成・公開までを行えています。そういった面でもmeclibは非常に運用しやすいサービスだと感じています。

定額制で無制限に作成できるサービス

meclib活用の今後の展望について教えてください。

 

大沼氏:meclibは月額定額で、サーバー内の容量は決まっているものの、当社のように自社サーバーに公開する場合はクラウドからブックデータをダウンロードするため、容量を気にすることなく無制限にデジタルブックを作成できます。これからもタイトルを増やし続ける当社としては、コスト面でもマッチした、最適なデジタルブック作成システムであると考えています。
「10xEng」をより多くの会員の皆様に活用いただけるよう、今後もmeclibで書籍コンテンツを作成していきたいと考えております。

 

ご協力、誠にありがとうございました。

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